もうだめだblog

好きなアイドルの好きなところだけを書いていきたいブログ。ほぼukka(ex.桜エビ〜ず)のこと。

ポケビの「POWER」がどれほど最高か、と、川瀬あやめの話

川瀬あやめを推そうと決めた話の後編。でも前のエントリーは読まないでも大丈夫です。ここから本題だし、ここからでも十分長いです。

いきます。


ポケットビスケッツ、通称「ポケビ

1997年頃に、「ウリナリ」というバラエティ番組のなかで結成された、
千秋・内村光良ウド鈴木の3人によるユニットです。

30代以上ならみんな覚えていると思います。
いち番組の企画という枠をこえて盛り上がり、社会現象みたいになりました。ライバルユニットの「ブラビ」とともに紅白歌合戦にも出たり。

昨年夏には、フジテレビの「24時間テレビ」で一夜限りの再結成がなされ、大きな話題にもなりました。
川瀬あやめも、このときにポケビと「POWER」という曲のことを知ったのではと思います。



ポケビ結成の経緯がわかる当時の放送の動画があります。まず見てください。

 

強制です。
見ないと僕の話についていけないので。見ないんなら帰って。ちょっと長いけど最低限、5分半ぐらいまでは。おねがいします!


千秋にイラッとくるけど、それは番組のキャラ設定なので許してあげて。居酒屋店長のウッチャンの孫で、年齢は小学生ぐらい?って設定になってます。

この、ユニット企画の選に漏れてガチで泣く千秋を見かねたウッチャンの、
「第二のマモー・ミモー作ってやるダニ!」
というとっさの言動から、ポケビの企画が生まれます。
この当時の千秋はまだバラエティ番組に少し出始めたぐらいで、タレントとしての経歴も知名度もまだまだでしたが、歌手として成功したいというまっすぐな気持ちだけは本物でした。


それからのドラマチックな展開は、Wikipediaに詳しく書かれています。ぜひ。まとめに愛がこもっていて、ぐっときます。
Wikipedia 「ポケットビスケッツ#歴史」
Youtubeにも、当時の番組の映像がたくさん残ってます。気になったらあとでぜひ。

 

最初に紹介した動画にもあったように、
ポケビの楽曲はほぼ全部、ボーカルをつとめる千秋が自分自身で作詞をしています。
まず千秋が詞を書き、パッパラー河合に手渡されて、後からメロディがつくっていうパターン。
なので、千秋のメッセージがストレートに活かされた歌になります。


という、基礎知識を踏まえたうえで、聴いてください。

 

POWER / ポケットビスケッツ

 

歌詞はこれ。→(POWER - ポケットビスケッツ 歌詞:歌ネット

スクショも載せときますね。



・・・千秋の作詞の才能、正直すごいです。

POWERの歌詞は、千秋が歌手としてポケビとして歩み続けていくために、
困難に立ち向かい、歌を届け、夢をかなえていくために、
自身を奮い立たせるアンセムとして書いたものだと、僕は解釈しています。

まあ、たぶん、誰が読んでもそう。


わかりやすいところだけ、抜き出します。

2番Aメロの
つれないゲームでも 深呼吸して真面目にやったら なにか変わるのかな
この、「つれないゲーム」って、番組の中でポケビの3人に毎度毎度課せられる試練ですよね。利き酒やって、失敗したらポケビ即解散っ!とかいう無慈悲なやつ。
歌手としての夢をポケビに賭けてる千秋は、いつだって本気で挑んでいました。
千秋の純粋な思いを近くでみているウッチャンとウドも、必死にならずにはいられません。

サビの部分
透明な絵本の中から動き始めた 物語の行方は
ポケットビスケッツは、全くもって偶然の、あのウッチャンのひとことから始まりました。
「物語」とは、ポケビの冒険そのものです。
カラフルな衣装を身に纏った3人は、絵本のなかの主人公。

ハッピーエンドのかけら集めて 続いてゆく
これ、すごい表現だと思います。
物語の先でポケビを待ち受けているハッピーエンド、幸せな場面。
それは小さなかけらが集まってできている。
ポケビの活動の中で得た、かけがえない思い出や出来事、確かな手応え、
そうやって手にした小さなかけらのひとつひとつが、未来をかたちづくっていくのだ。

と。

なにより、
“続いてゆく”は重いことばです。
ポケビにとって、存続することが、どれほどあたりまえじゃないか…。
「続いてゆく」の6文字に4小節ぐらいあてがってロングトーン気味にしたパッパラー河合は、それを完全にわかってる。


そしてこのオチサビ。


「あなただけでも望んでくれるのならば

   声の限り歌い続けるって誓うよ!!」

千秋の想いそのままです。説明いらない。
いっこ言っておきたいのは、
ここに、カギカッコとびっくりマーク2個を書いたのが、千秋自身だってことです。

これを伝えたくて、南風に託して、また千秋とポケビは走り出します。

 

 


・・・という歌だと、僕は思ってます。


こんな、夢と決意にあふれた熱い詞を自ら書きあげて、まっすぐに胸を張って迷いなく力強く歌う千秋は、ものすごくかっこいい。
めちゃくちゃ好きです。
もう本当に何度聴いても泣きそうになる。僕にとって特別な曲です。



川瀬あやめの話に戻ります。

 


「生誕曲」。

十七歳の誕生日を祝う大切な日。
桜エビ~ずのメンバーのにとっては、
おもいのままに自ら選んだ歌をファンに披露できる、年に一度きりの機会。

そこで歌う1曲に、
この、ポケビの「POWER」を、川瀬あやめは選んだのでした。
世界中に無限にある楽曲のなかから。

逆境や試練をバネに、
どんなことにも本気で立ち向かい、
未来を信じ、今を大切に、
声の限り歌い続けていく…!!

そんな、決意と希望にあふれたこの曲を…。


ということに、
僕はもうどうしようもなく胸を打たれてしまって、それで川瀬あやめを推していこうと決めたのでした。

 

もちろん、川瀬さんの考えてることなんて全然わかんない。
なんなら、千秋の気持ちだって僕の想像です。
まあ、オタクっていうのは想像するのが本分だと、思ってます。




…と、そこまで語ってなんなんですけど、
見てないんです。その生誕ライブを。


ずっと想像しています。脳内の川瀬あやめを総動員して。
あの伸びやかな声で、まっすぐひたむきに歌う姿。


絶対見たい!!いつか見ることができたら…。
生で見れなくても、映像でも音源でもいい、
いつか、川瀬あやめが本気で歌う「POWER」にふれることができたら、と、
ずっと思っています。