「それは月曜日の9時のように」のドライブデートの相手は1998年当時のSMAP!という妄想っていうか夢
「それ9」の彼氏は、あの頃のSMAPなんすよ!って話です。
ついてきてください。
妄想の域だけど、まったく根拠がないわけじゃない。あるにはある。
いやどうだろ。
「それ9」(それきゅー って読みます)とは、
桜エビ~ずの配信シングル曲「それは月曜日の9時のように」のこと。
90年代フジテレビの「月9ドラマ」をオマージュしたダンスナンバーです。
アートワークがまんまそれ。
いまの桜エビ~ずにとっての代表曲のひとつです。楽曲提供はONIGAWARAさん。
ライブだとこんな感じです。サビのフリコピがたのしい!
桜エビ~ず 「それは月曜日の9時のように」2019.6.22 MUSiCフェス
桜エビ~ず 「それは月曜日の9時のように」 2019.5.24ライブスタイルダンジョン
と、紹介したところで本題。
想像力豊かな桜エビ~ずのオタクは、「それ9」を聴き込んだあと、SMAPの1998年発売のシングル曲「たいせつ」を聴いてみてほしい。トレンディーが重なり合って脳内で物語が動き出すから。
ニコニコ動画に「たいせつ」のライブがありました。
普通に名曲だし、20代前半ぐらいのSMAP超かっこいいから見て!
いやぁ、SMAPめちゃくちゃカッコイイですね。
・・・で、わかっていただけましたか?
意識してほしい箇所は「たいせつ」の1Aの5小節め、吾郎ちゃんパートです。
♪ きみは助手席で 渋滞の街見上げて嬉しそう I wonder
この “ I wonder ” は、どうしてなんだろう、ふしぎだなぁ、みたいな意味です。
彼女がどうして嬉しそうなのかって?それは、
♪ Ah, 渋滞も気にならない 横顔はまるで絶景百選
「それ9」の出だしのめっちパート、おなじく5小節めあたりから。ちょうどぴったり同じタイミングに来るこの歌詞です。
ほらもうキュンキュンするでしょ!ニヤケてくるでしょ!
この、ふたりの、幸せに満ちた空気感!!
・・・この世界線についてこれていますか?
とりあえずここは、受け入れてください。吾郎ちゃんの助手席に川瀬あやめを座らせてください。
ピンとこなかったら、もう一回動画に戻ってください。
そうなんです。 わかりますか?
「それ9」と「たいせつ」は裏表の曲なんですよ!!(とりあえずついてきてほしい!)
この2曲、どちらの歌も最初から最後まで全部、ドライブデート中の自分の心の中のこと。
つまり、同じ時、同じ場所で、男と女それぞれのストーリーが同時進行していくパターンです。
「冷静と情熱のあいだ」方式ですね。なつかしい。
「それ9」は、とことん彼女サイドな歌で、一方的な彼女の気持ちや様子ばかりが描写されてます。
まぁそういう歌だから、それはそれでOKなんだけど、
でも彼氏についての描写がほとんどないから、あんまり映像がふくらんでいかない。
「たいせつ」も、同じ仕組みで、とことん彼氏サイドの曲です。
こっちも彼女の描写がすくない。それは、SMAPファンの女性のため、助手席に自分が座ってる妄想でキュンキュンするための余白です。
「たいせつ」はそういう狙いで書かれているんだけど、
だからこそ、その余白に「それ9」の女の子がぴったり入り込めるんです。
ハッピーエンドへ向かって確かに収束していくふたりの物語として、
この月9ドラマを思い描くことができる。
しかも、むこうはSMAPですよ!
改めて、「たいせつ」いい曲です。最高です。
主人公の青年はちょっと青くささが抜けてなくて、だけど、誠実で、
そんな人物像を、日本一かっこいい彼らが歌って演じて見せてくれたら、そりゃもうたまらないです。
推しが、SMAPと結ばれるトレンディドラマのヒロイン!
そんな夢を見させてくれるんです。「それ9」と「たいせつ」で!!
それはもう、恐れ多いぐらい、とんでもない贅沢です。ありがとうONIGAWARAさん!!!
・・・と、妄想についてきてくれて、ありがとうございました!
うーん、おちつこう。
ONIGAWARAがそれを狙って作ったなんて言えるのか?って
「それ9」が「たいせつ」の世界からイメージをひっぱって作られたというなら、
その妄想の根拠はなんだ?っていうと、
証拠はまったくない。けど、
ただ、
ONIGAWARAのお二人が、心の底からSMAPを、SMAPの音楽を敬愛しているということは確かです。
"SMAPっぽく"
— ONIGAWARA-Official (@ONIGAWARA2013) December 27, 2016
僕らは事あるごとにそれをキーワードにしてきました。
今回の曲もMVもSMAPへのラブレターです。"SMAPみたいに"なんておこがましいけど、いつか会えたら「大好きです」と伝えたいです。
この曲もSMAPに届くといいな、届いたら届いたで怒られそうだけど!! pic.twitter.com/QNLq8fINxf
2016年の年末、SMAP解散前さいごのSMAP×SMAPが放送された翌日の、ONIGAWARAからのtweetです。泣ける。
GATTEN承知之助のMVフルバージョン気になる方はこちら。話が脇道にそれるから、リンクだけ。
ONIGAWARA「GATTEN承知之助~We can do it‼~」MUSIC VIDEO - YouTube
MV、見ちゃうと逆に説得力下がるかもだけど、彼ら本気で好きなんですよ。SMAPへの親愛は、ONIGAWARAのお二人の普段のtweetからも、ありありと伝わります。お二人の個人アカウントを [ SMAP ] で検索すると、こんなかんじ。
竹内サティフォさん→SMAP from:satifour - Twitter Search
斉藤伸也さん→SMAP from:shytoshinya - Twitter Search
ほかにも [ ONIGAWARA SMAP ] で検索すれば、SMAPの音楽に対する意識や憧れを語るインタビュー記事や発言が、もういくらでも出てきます。
それからもうひとつ。SMAPの楽曲が月9の主題歌に使われたのは、
・「たいせつ」
(1998年4月期 ドラマ「ブラザーズ」中居正広主演)
・「not alone ~幸せになろうよ~」
(2011年4月期 ドラマ「幸せになろうよ」香取慎吾主演)
の、たった2つだけです。意外なことに。
月9ドラマの黄金期に限ると、該当するのは「たいせつ」1曲だけ。
「幸せになろうよ」の頃はもう、月9ドラマの人気はだいぶ低迷してきてます。
SMAPというグループにとっても、絶対的な人気を誇った時代はやはり90年代後半ぐらいまでじゃないかと思います。
そんなわけだから、
そんなONIGAWARAが、フジテレビの月9ドラマをテーマに楽曲制作するとなれば、
SMAPを意識しなかったはずがない!
「たいせつ」が彼らの脳裏に浮かばなかったはずがない!
と、思う。思いたい。
・・・うーん、これやっぱ妄想ですね。つっこみどころ多いな。
さあ、書くことは書いたから、僕は妄想の続きにもどります。
だってSMAPだもの!
推しと、あの頃のSMAPの、フジテレビ月9ドラマだもの!!
(追記)
「それ9」って平井堅の「POP STAR」じゃん!って話も書きました。一回聴いただけで好きになっちゃうのはなぜなのか、の考察です。こちらもどうぞー。