もうだめだblog

好きなアイドルの好きなところだけを書いていきたいブログ。ほぼukka(ex.桜エビ〜ず)のこと。

茜空の奥にある水春のときたま

幾多の困難を乗り越え4人となったukkaの、Zeppツアーファイナルに行ってきました。

パワーダウンなんか全くしてなかった。4人のukkaは、メンバー皆それぞれが強くたくましくなっていて、この3ヶ月間に積み重ねてきたことへの自信が見てとれて、とても眩しかった。

そしてライブのさいごには、追加メンバーオーディションの告知がありました。あやめリーダーの口ぶりから、すでにその準備や話し合いが始まっていることもうかがえました。

辛辣な声も耳に入るなか、必死に作り上げた4人体制のかたちを今日このステージで示し、見る人に納得させて、
4人のukkaを証明したそのうえで、用意していたオーディション開催の発表を出す。
そんな、生き様を体現するようなライブでした。こんなに胸を​打つライブはひさびさに味わいました。


ライブのレポはナタリーを読んでください。僕はライブ全体のレポを書くのがいまいち苦手なので。
挨拶スピーチの言葉なんかも、ほどよい詳しさで紹介されています。

natalie.mu

それか、ふつうに映像見てください。結局は見るのが一番です。
ニコ生のタイムシフトで7月18日(日)23時59分まで視聴可能です。

live.nicovideo.jp

 

 

で、ここから本題。

そんなライブの本筋とはあまり関係ないんだけど、ライブを見て気づいたことのなかからひとつ、書き残しておきます。空さんの「ときたま」のことを。

このライブで気づいたことは本当にたくさんあったんだけれど、僕がこのブログに書くべきことは、これかなーと思ったので。
なんで僕は、茜空さんのことばかり書いてしまうんだろうなぁ。


「ときたま」のこと、なので、水春のことも。
ukkaを脱退して水春は水映へと名を変えたのだけれど、当時の芸名で書かせてください。

 


さて、通称「ときたま」。正式名称「時間。光り輝く螺旋の球。」

open.spotify.com2020年6月24日リリースのシングル「恋、いちばんめ」のカップリングに収められた曲です。パフォーマンスの初披露は、2020年7月23日。

YouTubeにも、ライブ動画がいくつかあがっています。
→ YouTube 検索:[時間。光り輝く螺旋の球。]

「時間。光り輝く螺旋の球。」の振付は、水春が作りました。ukka/桜エビ~ずのオリジナル曲のなかでは初めての、かつ現在唯一の、メンバーに振付が任せられた楽曲。
振付には時計や球体のモチーフが随所に組み入れられ、フォーメーションも複雑に移り変わる、水春のこだわりが盛り盛りに詰まった渾身の作品です。SHOWROOMでも、水春は振付に込めたイメージをいろいろ話していました。

完成した振付を初めてメンバーに披露したときには「こんなの難しくてできないよー」と文句も言われたそう。


先日のZeppTokyoで僕が見たのは、その振付が4人用にオーガナイズされたバージョンになるのですが、ひとつ、気づいたことがありました。

イントロの、右腕をまっすぐ伸ばして時計の針のように動かすところ。
その動きを空さんは、眠るように目を閉じて顔をうつむかせながらやっていた…。

 

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(ニコ生よりキャプチャ)

 

ハッとしました。
この曲を色づけた水春のイメージを、空さんは誰より深く読み解こうとしてたのかもしれない。と。


いつだったかの動画配信で、水春はこの振付のイメージをひとつひとつ細かく語っていました。
初披露のあとのMCで水春から「私が振付しました」と聞いたときは驚きましたが、本人の解説を聞いて、その緻密な設計や引き出しの多彩さに改めて衝撃を受けました。
冒頭のこのシーンは、まず時計の針が動きだすことで止まった時間が動きはじめることを、次に人形のような動きでからだが目覚めはじめることを表す…。そんなふうに説明していたことを覚えています。

動きはじめたばかりの時間、まだ目覚めていない世界…。
そんな水春が振付で示したイメージを空さんは紐解いて、目を閉じ眠った表情で腕を動かす表現を選んだのでは?と僕は感じとりました。


空さんは、いくつかの曲でそういうことをする。
曲の物語や場面を解釈し、自らの演技プランに落とし込む。まず「キラキラ」がその最たる例だし、「せつないや」とか「おねがいよ」も。
ときには、いままでの自分のなかの解釈を構築し直して、アプローチを更新することもある。

 

と、気づいてしまったからには、次にするのは確認と検証です。

空さんだけなのか?
今回だけなのか?6人の頃はどうしていたのか?
水春自身はどんなふうに魅せていたのか?
空さんのオリジナルな表現だとしたら、いったいいつから空さんはそんなアレンジを?

手元の動画を全部漁って、あらゆる「ときたま」を見直しました。
やっぱり、6人のなかで空さんひとりだけが目を伏せているように見える。水春と並んで2列目に立つ空さんの表情は、前に立つあやめちゃんに隠れていたり照明が暗かったりで確認しにくいんだけれど、たぶん、割と初期の段階から空さんは目を伏せてる。


説得力あるキャプチャ画像がとれないけど、言うだけ言って画像なしっていうのもあれなので、一応、一枚だけ置いときます。去年9月のニコSオンラインライブの映像が比較的分かりやすかった。

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ZeppTokyo公演2部の最後の挨拶で「ukkaの応援、そして水映の応援も、よろしくおねがいします」と言ってた空さんは、きっと今もずっと、水春の作品を大切にしているよ。
それが伝わったらいいなーと、思っています。

 

 

そして、ミニアルバム「T.O.N.E」

ssm.lnk.to

配信が始まりました。
このミニアルバムを5人の声が入った音源で発売することは、話し合って決めたそうです。先週の「愉快でhumhumhumなSHOWROOM」で、あやめちゃんがそう言っていました。