もうだめだblog

好きなアイドルの好きなところだけを書いていきたいブログ。ほぼukka(ex.桜エビ〜ず)のこと。

Track.12「さいしょのさいしょ」~オタクなりのoctaveライナーノーツ~

Track.12「さいしょのさいしょ」(作詞:ヤマモトショウ 作曲:藤田卓也 編曲:Dr.Usui ((M)otocompo) )

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(アートワークは、hgm さん。)

 
octaveは13曲ですが、この連載ライナーノーツは、このTrack.12がラストとなります。

12ヶ月連続配信の完結編「さいしょのさいしょ」は、また始まる物語のプロローグ。

この12ヶ月の冒険を終えて、たくましくなった彼女たちが、
出会ったもの、手にしたもの、その全てといっしょに、
また軽やかに走り出す、祝福に満ちた新しいスタートのうた。


最高に楽しかった12ヶ月が終わっちゃうのを、ちょっと寂しく感じていたけれど、
楽曲を通じて、
まだまだ未来へ行こう、はじめてのことを経験していこう、と、ファンに伝えてくれたことが、本当に嬉しかった。


こんなご褒美みたいな詞を書いてくれたヤマモトショウさん、ありがとうございます。

作曲の藤田卓也さんも。このエピソード震えました。

 

さてさて、

桜エビ~ずには、スタプラの他のグループが持ってるような、
歌詞にグループ名が入る曲や自己紹介的な曲が、全くないのです。
アイドルとしての自分たちのことをあからさまに歌にしている曲が、いっこもない。

この「さいしょのさいしょ」が、最初であり唯一の、桜エビ~ず自身を歌にした曲です。*1

とは言っても、この曲の歌詞の中で、桜エビ~ず自身のことだとわかるフレーズは、「12回」「夏のアイス」「冬のチョコレート」の3つだけです。
とっても控えめ。


桜エビには「脱・スターダスト」っていうサブコンセプト(?)があって、
スタダっぽいアイドルっていう枠からはみ出して、外向きに挑んでいこう的な方向性で活動してます。

それゆえなのか、スタダのアイドルによくあるフォーマットが、ほとんど採用されていない。

スタプラあるなし、比較するとこんな感じです。

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自分の調べたものなので、間違いもあるかも。
●と×、どっちか迷ったところもあるし。?はよくわからないところ。B.O.L.Tさんはまだ良く知らないので割愛です。


桜エビにある約束事って、MCのときの立ち位置の並び順ぐらい。

リーダー・センターを置く置かないは、グループの個性なのでいいとして、
やっぱり、
そういうフォーマットは、あるといろいろ便利といえば便利なんです。あることに慣れてると感じないかもしれないけど、ないことで気づくありがたみ。メンバーカラーもポーズもファン名称も。*2
OVERTUREなんかも、あれば演出をそれに頼ることができる。

でも、ないからこそ鍛えられた部分もきっとあるだろうし、
5年目だし、ずっとそれでやってきて今の桜エビがあるわけで、
今更いろいろ作るっていうのも、違うかなーと思う。

そんなわけだから、「12回」「夏のアイス」「冬のチョコレート」と、
そっと織り込む、グループ名や個人名を出さないこの歌詞が、
とても桜エビ~ずらしくて、愛おしく思います。

 
長くなりました。曲のみどころの話に移りましょう。
Youtubeにある動画は、MUSiCフェスのこれだけかな。

www.youtube.com

あとは、お披露目のときのLINE LIVEの配信を誰かが編集してくれたやつ。

www.youtube.com

 

間奏の、円陣組んで手を差し出すところには、桜エビ~ずの出番前に気合いを入れる儀式が、そのまま取り入れられています。

公式インスタのこれ、の6枚目の動画。

www.instagram.com

曲中でも彼女たちは、手の振りだけじゃなく実際に名前を言ってます。ステージを近くで見れる機会があったら、その口元にぜひご注目を。


そして、この曲の心臓である、りじゅの絶唱

「♪いちばん大事なとこ、確かめようよ!!」

ここは、りじゅ以外ないんです!ここだけはどうしても、村星りじゅでなきゃ。
上手い下手を超えて響く、むき出しのエモさを放てるのは、桜エビにはりじゅを置いてほかにいない。

そのりじゅ絶唱を、まわりで頑張れポーズで見守ってるメンバーの表情がまた最高なんです。
中でも特に、もあちゃん!

上で紹介したMUSiCフェスの動画でも、それがばっちり映ってました。

そう、最近気づいたんです。他メンバーの重要ソロパートを見守るときの、もあちゃんの表情はめっちゃ純粋。
「まわるまわるまわる」のラスサビ直前のめっちの場面もそうだし、
「ボクエール」オチサビのみっぴの歌声に振り向くときも、
「キラキラ」で空さんを囲むときも。
真ん中で歌うそのメンバーに、ガチでパワーを送ろうとするんです。
(がんばれ・・・)を、もう顔いっぱいに出すんです。
歌ってる本人からは見えてないけど、そんなこと関係ないんですよ。

もうほんとに、オタクとして見習いたいです。こうでありたい。

いちばんだいじなとこ、確かめていこう!

*1:強いて言うと、「ボクエール」の歌詞が、対決のライブに負けて悔し泣くメンバーへ贈られたものだっていう裏話があるけど。

*2:個人の長い自己紹介は、ごく初期にはあったらしいです。