もうだめだblog

好きなアイドルの好きなところだけを書いていきたいブログ。ほぼukka(ex.桜エビ〜ず)のこと。

僕の推しが好きな、歌と、ステージと、あともうひとつ。 ~川瀬あやめ⽣誕ソロライブ ayamaison2021~

「川瀬あやめ ⽣誕ソロライブ 〜ayamaison2021〜」に行ってきました。
あれからもう5日も経つんですか。昨日じゃないの?

推しのはじめてのソロライブに、最前を取れる整番を引き当て、それはそれはもう幸せに満ちた時間だったのだけど、ここで事細かに書くのは控えます。
僕がいい席で見ていい思いをした話は、どう書いたところで自慢になってしまって、それを読んで楽しい人なんかいなかろうし、
たぶん普通に引く。
いやこの先に書いたこともそれなりに引くとおもうけど。

まあとにかく、あやめちゃん尊かったです。あと生きててよかった。
あと認知とかのない弱ヲタでよかった。あったら魂と肉体が別れてた。うん。


ライブ全体のレポートは、誰かがどこかに書くでしょう。誰か書いてください。
誰も書かなかったとしても、僕は覚えているから全然大丈夫です。


ライブについては、
セットリストを記したのと、翌日にライブを振り返った御本人のblogを、

ameblo.jp
ameblo.jp

あと、終演後の夜に配信された、個人SHOWROOMの動画を置いときます。

www.youtube.com

 

 

で、それはそうとして今日のエントリーです。


川瀬あやめは、歌とステージが好き。
あやめちゃんはそれを自らよく言うし、たまに文字にもする。

たとえばこれとか。これとか。
彼女のblogのなかから僕のお気に入りをふたつ、さっと、紹介しておきます。

 

ステージに立つ私はどんなふうに見えていますか?と問いかけた、2年半前のblog。

ameblo.jp

課題はまだまだまだまだありますが、歌うことがほんとに好きなんです。って書いてた2年前、18歳を迎えるのときのblog。

ameblo.jp

 


歌とステージ。そこに、もうひとつ。
あやめちゃんはとにかく、人が好きなんだ、ってことに気づいたのが今回の生誕ソロライブでした。

はい、ここから本題です。
これはもう、生誕ライブ見に行った人にしか伝わらないのかもしれないけれど、伝わってほしい。
見に行ってなくてもあやめちゃんの人柄を知る人には、なんとなく伝わってほしい。

ライブのなかで、あやめちゃんはどれほどの数の人にふれたか。
MCで話してくれたことやライブ最後のスピーチ、お悩み相談コーナーでの回答に、どれほど多くの登場人物があったか。細かく思い出してほしい。

友人、メンバーたち、同じアイドルの仲間、
マネージャーさん、ライブや制作に携わる様々なスタッフさん、
両親、弟、亡くなったおじいちゃんおばあちゃん、…。

わんさか出てきた。

家族親戚と、友達と、仕事仲間と、仕事上のつきあいのある人と、って考えたら大体誰でもそれぐらいが日常の人間関係の範囲すべてといって差し支えないと思う。

で、あやめちゃんの話には、
そんな人たちが、全部じゃん、もう全員じゃんってぐらい出てきた。

お悩み相談コーナーなんて、構成上、アドリブで話していくほかないのに。最後のスピーチも、話すことは考えてこなかったから~って言ってたのに。
なのに、あやめちゃんはその話題に、身近な人からしてもらったことや言われたことを織り込む。彼女にとってあたりまえのように。

そして、話にあたらしい登場人物が出てくるたびに、
誰々さんはこういうひとでこういうところがあって、と、人柄や良いところをまず教えてくれる。


あやめちゃんの話すことは、誰かと関わることの中にばかりあるなぁ、と、
終演のあと家に帰るあいだ、ライブの中であやめちゃんが話していたことをひとつひとつ思い返しながら、そう気づいて、
いまいち人に対して開いていけず、壁や防衛線を作ってしまいがちな自分には、ぐさぐさと刺さった。
ああなりたいよなぁ。ととにかく思った。


歌が上手だとか顔が綺麗とか、話が面白いとか、あるけど、
「人が好き」っていうのはそんなのと比較いならない何よりも大きな、あやめちゃんの資産で、
そしてそれこそが、いつか大切なとき、きっとあやめちゃんの未来を開いてくれるはず。


と、僕は思ってます!

20歳、おめでとうございます!
このひとの未来を迷いなく信じられる。と思った、20歳の生誕ライブでした。

 

 

(2022/08/12 追記)

ライブ全体のレポも、けっきょく書きました。こちらからどうぞ。

mou-dameda.hatenablog.com

小学生だった村星りじゅに、百田夏菜子先輩がくれた言葉

えー、「第二回、スタプラアイドルフェス」が近づいてまいりました!
それに向けて、シンデレラ決定戦参加メンバーの個人SHOWROOMリレー配信がただいま絶賛行われています。

で、そのなかで、
ukkaの村星りじゅは、自身が小4のときの、百田夏菜子との思い出のできごとを話してくれました。

そのエピソードのことを、もうちょっと書かせてください!という今日のエントリーです。

 


りじゅがSHOWROOMで、駆け足で喋ってくれたことをざっとまとめると、

・小4のとき、1年間だけ静岡に住んでたときに通っていた小学校が、偶然にも夏菜子の母校だった。
・「先輩に学ぼう」という小学校の特別授業があり、そこに夏菜子が来て、夢についての話をしてくれた。
・そのあと、小6のときに桜エビ~ず(現、ukka)のオーディションがあることを知り、夏菜子のいるスターダストのアイドルになりたいとオーディションを受け、いまに至る。

っていう内容なんですが、
僕のオタク目線でだと、これはさらに数段エモい話なんです。
「へぇーそうなんだー、小学校で夏菜子ちゃんに出会ったんだー。」で流されてしまうには、もったいないです。

 

SHOWROOMの配信の動画、Youtubeにアップロードされていました。
夏菜子が学校に来た話は、8:14から。

 20211013 SRリレー配信 ukka 村星りじゅ - YouTube

 

りじゅも普段と勝手が違う緊張からか、だいぶテンパって喋っているので、ちょっと聴いても分かりづらいかもしれません。

なのでそれより、りじゅの、2018年7月の「夏S」を振り返って書かれたブログを読んでください。
大切な思い出をひとつひとつ確かめながら話すように、とても丁寧に書かれていて、あたたかく感動的です。

ameblo.jp


夏菜子が母校を訪問したその日のことは、夏菜子自身もブログに書いていました。
このブログも、「夏菜子の話を聴く生徒のなかに、のちのukkaの村星りじゅがいた」ってことを知った上で読むと、また味わいが変わってきます。

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先に紹介したりじゅのブログに書かれているとおり、
「夏S」で、同じスタプラのアイドルとなって、夏菜子に小4のときの出来事を話すことができたりじゅですが、
そのあと、なかなか共演の機会は訪れず、

仕事の場で夏菜子と会うことができたのは、2020年1月の「第一回スタプラフェス」、2020年大晦日の「ももいろ歌合戦」の、おそらく2回だけだと思います。


で、こちらが、第一回スタプラフェスのときの、りじゅのブログ。
イベントが終わったあとの全体挨拶のときの、夏菜子の言葉に感激したことが記されています。

ameblo.jp

 

さて、
ここまでに紹介したブログを見返していただくと、共通する夏菜子の言葉に気づくと思います。


そう。小4のときも、スタプラフェスでも、
同じ言葉で、夏菜子先輩はりじゅに呼びかけてくれました。

 

 「一緒にがんばろうね」


エールをおくりたいときに、いつも、どんな人に向けても、この言葉を選ぶ夏菜子。変わらぬ芯を持っていて、とても夏菜子らしいなと思います。

 


そして、
ukkaのファンのみなさんなら、似たような言葉に思い当たりませんか?
僕らは毎日のように、それを受け取っています。りじゅのインスタのstoryで。昨日の夜も、きっと今夜も…。

 

 「明日も一緒に頑張りましょうね」

 

(最新の、りじゅのストーリーはこちら。)
 Instagram Storys (from:riju_murahoshi)

(ストーリーの履歴は消えてしまうけれど、こっそり見たいひとはここで。)
 #村星りじゅ #インスタストーリー (from:ukkaInsta) - Twitter Search

 

日々のルーティンのひとつのように、りじゅに染み込んで、
何気ない出来事といっしょにぼくらに届けてくれる、りじゅ自身をかたちづくるこの言葉。

これは僕のただの想像で、想像というよりもう願望に近いのかもしれないけれど、
あのとき夏菜子から呼びかけてもらった言葉が、りじゅの根底にはあるのかもしれない、と、思わずにはいられないです。

 


2013年の3月12日、
「先輩に学ぼう」のあの日、りじゅに握手をしてくれた夏菜子先輩は18歳でした。

いまのりじゅと、同じ歳です。

そんなりじゅのもとに、今年、ukkaの新メンバーとしてふたりの後輩が入ってきてくれました。
オーディション最終審査のワークショップをともにし、ukkaを間近にふれた候補生たちも、「私もこの人たちのようになりたい」と、それぞれに思いを語ってくれました。

あの日、小学校に来てくれた夏菜子のように、
りじゅも誰かの憧れに、誰かに踏み出す勇気をあたえる存在に、きっとなれているはずです。

 


と、いう、僕なりのスタプラフェスSHOWROOM配信の補足でした。

エントリーナンバー19番。
そして10月19日は、村星りじゅの19歳の誕生日です。

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藤田愛理と、オタクと、また同じ月を見たい。~第二回あいたんと月見大福開催に向けて~

なんかすっかり秋ですね。月が綺麗な季節です。

なので、藤田愛理さん!
しませんか? 今こそ、2回目の「あいたんと月見大福」を。

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で、いいかんじに月を見るには意外と開催日時の設定がむずかしいんだけど、このへんの日がいいんじゃないかなー。っていうエントリーです。クラポ運営にとどけ!!!

 

はい。「あいたんと月見大福」とは、

藤田愛理がSHOWROOMで唐突に呼びかけて開催された、「あしたこの時間に月を見ようね」というだけの、本当にただそれだけの謎イベントです。

こちらがその告知の様子。

www.youtube.com

 


もうちょっと概要を説明しますと、
オタクは、月を見ます。どっかに集まってとかじゃない、各自それぞれ月を見る。見えたら写真に撮ったりして、ハッシュタグつけてSNSに投稿する。それだけ。

で、あいたんは何をしてるかっていうと、たぶん月を見てると思う。見るって言ってたから。
その様子を配信とかそういうの一切ない。そのあとの展開とかも何もないです。

参加して何かいいことがあるわけでもない、ゆるいゆるい謎のイベントです。

 

この謎イベが、しみじみと良かった。
僕自身もよくわかんないままそこに加わってみたんですが、やってみてわかりました。

これは、

藤田愛理を好きな人が、いろんなところに暮らしていて、いろんなところでいま、同じ月を見ている

っていうことを、ただ、互いに感じとるためのイベントだった。


約束の23時を過ぎたあと、ハッシュタグ「#あいたんと月見大福」に並んだ写真には、登り始めた月と一緒に、それぞれの今いる場所の景色が映り込んでいて、
夜中の写真だからハッキリとはわからないけれど、なんとなく、これを撮った人が今どんなところにいるかを思い偲ぶことができました。

映り込むその景色は、家のベランダのようだったり、最寄りの駅前のようだったり、広い国道沿いだったり、河原の土手だったり、

混み混みした都会のビル群が映っていたり、のどかな田舎町の奥にかすかに山の稜線が見えていたり、

それはじつにさまざまで、…


tweetの検索結果へのリンク、置いとくので巡ってください。)

twitter.com



みな思うように身動きもとれない、気軽に人と会うこともままならないコロナ禍のなかで、
いや、コロナ禍のなかだからこそ、

そのハッシュタグに並ぶ誰とも知らぬ人たちの写真から、

「同じように藤田愛理を好きな人が、いろんなところで生きてる」

ってことを、ありありと、しみじみと実感できました。


コロナ生活のなかでどこか視野が狭くなり、心の余裕をなくしていた僕は、そんなことを思うきっかけを貰ったことで何かを取り戻すことができた気がして、とても救われました。
ゆるくて謎な、一見なんだかわからないこのイベントは、そんな唯一無二の体験でした。
一年以上たってもまだ、あれはほんとによかった、って言いたくなるぐらいに。


だからまた、もういちど、
一緒に月見ようね!って言ってほしいのです。まだ、もうちょっとこのコロナは続くみたいなので。


でもこれ、いざやるとなると、
いい感じに月が見えるような日時設定が、なかなかむずかしい。いつ開催してもいいってわけにはいかないのです。


夜も更けて、街が静かになる23時という時間帯。
そして、写真に撮れば景色も映り込む、低い空に浮かぶ月。

この2つの条件が、「あいたんと月見大福」の肝だったと思います。


前回は、去年の6月9日、夜23時がその約束の時間でした。

国立天文台のデータによると、
2020年6月9日の、東京の月の出は、22時16分です。

たぶんきっと、あいたんは、その日の月の出の時間をちゃんと調べて、約束の時間を23時に決めてくれたんだと思います。

あいたんありがとう!
あいたん偉いよ!あいたん何もわるくないよ!!

だけど、2回めの開催のために敢えて言うと、
ほんとはもうちょっとだけ、月が高く見えるときのほうがよかったです。

調べたところ、その日の23時の東京の月の高度は、7.0度。ちょっときびしい低さです。さらに札幌だと3.9度、福岡だと1.6度。住む場所によっては、月を見ることができなかった人もいたことでしょう。


でも、そんなことをあいたんに注文つけるのは到底筋違いだってことは、重々承知しています。そもそも、月の見える位置の計算は色々複雑でむずかしいんです。調べるためにも多少の予備知識が要ります。

だから、あいたんはいっこもわるくないよ!!!

 

月は、同じ時刻でも、見える方角や高さはその土地の緯度経度よって変動します。

札幌のように緯度の高い場所では、北天の北極星などは東京より高く見えるかわりに、南の星たちは低く見え、月も低くなります。
福岡の場合は、東京より西にあるため、月の出・月の入りの時間が遅れます。登りかけの月であれば東京よりも低く、沈みかけの月なら高くなります。

さらに、月の見かけの軌道は毎日変化し、その変動幅も大きいです。
満月の軌道は、夏に低く、冬に高い。太陽のうごきと真逆です。
でも新月は、夏に高く、冬に低い。満ち欠けによって見かけの軌道まで変化し、変化の幅は夏・冬ほど大きいです。

と、いろんな要素があって、「この時間ならこのぐらいに見える」と簡単に言えないのが月の動きです。


うん。
だから、あいたんわるくないよ!

 

それで、じゃあ結局のところ、
第二回あいたんと月見大福はいつ開催したらいいのか。日本各地のみんながいいかんじに月を見て写真に撮れそうな日はいつなのか。

 

調べます。
あいたんと月見大福を、誰よりも待ち望んでいるのは僕なので。勝手ながら僕なりに、条件を整理してみたいと思います。


まず、開催時刻。
これは前回と同じ23時を採用したいです。静かに月をながめて、SNSに上がってくる写真にゆったり浸ることができたのは、この時間だからこそだったと思っています。


そしたら次に、ちょうどいい月の高さを考えます。
建物や遠くの山並みとかにあまり邪魔されず、スマホのカメラで収めたときに程よく景色も写る、と考えると、
30度ぐらいの高さは欲しいかなーと思います。

スマホのカメラの視野角の話は、説明すると色々ややこしいんだけど、
iPhoneなら7以降の機種では、縦画面で構えればざっくり上下60度ぐらいの範囲が映ります。11以降だともうちょっと広く撮れる。
androidスマホでも、良い機種はもっとすごいけど一般的にはまあ、だいたい同じぐらいだと思う。

月の高度が30度だと、ズームせずに月を真ん中に収めたら水平線がギリ入るかなって感じです。

 

と、条件を決めたところで、
この秋に、23時に月が30度くらいの高さに見える日をリストアップ。

月が高いのはいいとしても低すぎて見えなかったら悲しいので、下限を厳しめに取って高度は20度~45度の範囲として、東京・札幌・福岡の3地点が範囲内になる日を拾い上げてみました。


 日付 (曜日) 月齢  東京 / 札幌 / 福岡

 9月18日(土) 11.1  33.8 / 26.4 / 37.8 
 9月19日(日) 12.1  40.8 / 33.3 / 43.0

 9月24日(金) 17.1  41.6 / 40.4 / 34.4
 9月25日(土) 18.1  35.3 / 35.8 / 27.5
 9月26日(日) 19.1  28.0 / 29.9 / 20.0

10月16日(土)  9.7  29.5 / 23.1 / 35.8
10月17日(日) 10.7 39.5 / 32.5 / 44.9

10月24日(日) 17.1 44.5 / 45.0 / 36.6
10月25日(月) 18.7 35.7 / 37.4 / 27.6

11月14日(日)  9.2  32.5 / 27.0 / 39.8

11月23日(祝) 18.2 40.6 / 42.1 / 32.6
11月24日(水) 19.2 30.1 / 32.2 / 33.9


書き出してみたら土日や祝日ばかりで、アイドルもオタクもこんな謎イベをやってる場合じゃないかもしれない。
それに、月を見るにはその日の天候もだいじです。晴れてなきゃ意味がない。
そう考えると、この秋に開催するチャンスは、そんなに多くないのかも。


…いや、
僕が勝手にチャンスを狭めてるのかもしれない。

本音は、
いつでも、何時からでもいいんです。またやってくれるのなら。
なんなら僕の街から月が見えなくても別にいい。

同じ気持ちでいる誰とも知らぬひとが、どこかにいるってことを、確かめることが出来さえすれば。

「あいたんと月見大福」は、そういうイベントなのだから。

 

月の位置と見え方を調べるのに参考にした便利なサイトも2つ、載せておきます。

藤田愛理さま、
クラポの運営さま、

もし「やろうかな!」って気分になりましたときは、こちらを参考にご検討なさるとよろしいかと存じます。

・今日のほしぞら / 国立天文台
 https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

・月の位置計算 / CASIO計算ポータルサイトKeisan
 https://keisan.casio.jp/exec/system/1239785915

変わってく「さいしょのさいしょ」のダンスを追って

後編です。
後編…というより前回の追記っていうか補足ってかんじ。

なので、前回のを読んでないひとは、先に目を通して来てほしいです。

前回エントリーの概要としては、

  • 「さいしょのさいしょ」の間奏部分の振付には、「12ヶ月連続新曲配信」の12曲のダンスの要素が入っている。
  • もともとの6人verから4人verへの変更に際し、振付師のサトミ先生はその12曲の要素をどのように組み入れたか、が気になった。
  • 4人のパフォーマンスの動画を見直して、「振付師のサトミ先生はここにまちがいさがしを仕込んだ。」と、僕は結論づけた。
  • まちがいさがしにすることで、ストーリーの継承と、見た目の一体感やバランスの向上、を両立させている。
  • サトミ先生すごい!

という感じにまとめました。

 

はい。
で、その続きの今回は、「さいしょのさいしょ」の間奏ダンスについてのもうちょっと細かい検証です。
検証するとまぁ、あの部分が『まちがいさがし』になった経緯の何割かは偶然なんじゃないの?ってことにもなるんですけど。でも、前回あえて触れなかったあれをそのままにおくのは、片手落ちな感じがしてすっきりしないので。

あれっていうのは、「5人ver」の「さいしょのさいしょ」。

6人verと4人verのはざまにある5人verも、映像が残ってるんですよ。気になりません?
6→5→4と総ざらいして、これまでの変遷をまとめてみよう、というのが今日の趣旨です。


5人のukkaだった期間は、みっぴ卒業から水春脱退までの約3ヶ月ほど。その間に、「さいしょのさいしょ」がセットリストに入ったのは、

  • NewYear Premium Party 2021 (2021.1.3)
  • New Style Zepp Tour「WINGS~スタートライン~」札幌公演、第1部 (2021.3.13)
  • 同、第2部 (2021.3.13)

の3回だけ。そのうち、NewYear Premium Partyはライブの生配信があり、映像で確認することができます。


「さいしょのさいしょ」という曲は、新しいスタートを踏み出す自分たちのことをテーマにした楽曲。って話は以前に書きました。(もう2年前のもので、いろいろ変化して今となっては情報が古くなってしまったけれど。)

そして1月3日のNewYear Premium Partyは、ukkaが5人になって最初のステージでした。そのセットリストがこちら。

ameblo.jpovertureの次に置かれたのが、ほかでもない「さいしょのさいしょ」です。
5人での新たなスタートを飾る一発目に、この曲以上の選択肢はなかったでしょう。5人verの振り入れやレッスンは12月頃から、6人でのレッスンと並行して進んでいたことが、彼女たちの口から語られています。

そういうわけだから、5人最初のステージのこの「さいしょのさいしょ」は急場しのぎのようなものではなく、充分に練り込まれたその時点での完成形だった、と考えてよいと思います。


5人verも検証するに耐えるものだってことを示せたと思うので、じゃあ各verの動画を見比べましょう。毎度毎度、前振りが長くてすみません。

 
まず6人verは、これ。

小節 あやめ みっぴ もあ 水春 りじゅ
1-2 リンドバーグ (休み) 灼熱とアイスクリーム (休み) まわるまわるまわる (休み)
3-4 (休み) Magik Melody (休み) おねがいよ (休み) グラジェネ
5-6 キラキラ (休み) 帰れない! (休み) 214 (休み)
7-8 (休み) それは月曜日の9時のように (休み) ねぇ、ローファー。 (休み) さいしょのさいしょ


3人が踊り3人が休む基本のカタチ。
表の左上から順に、6月曲リンドバーグ→7月曲灼熱とアイスクリーム→…と発表順で並んでいることに気づくと思います。各ブロックの曲はそれぞれ、季節ごとに先行リリースされた「Summer Magic」「Autumn Moon」「Winter Sleep」収録の3曲となっていて、桜エビ~ず(当時)が駆け抜けてきた12ヶ月と四季をあらわす、というふうに読み取ることができます。


続いて、前回のブログで触れなかった5人ver、NewYear Premium Partyの動画です。映っていない部分もあるのですが、この表で間違いないはずです。

小節 あやめ 水春 もあ りじゅ
1-2 リンドバーグ (休み) 灼熱とアイスクリーム (休み) まわるまわるまわる
3-4 (休み) おねがいよ Magik Melody グラジェネ (休み)
5-6 キラキラ (休み) 帰れない! (休み) 214
7-8 それは月曜日の9時のように ねぇ、ローファー。 それは月曜日の9時のように さいしょのさいしょ それは月曜日の9時のように


みっぴが担当していた2曲は、もあちゃんに預けられました。
そして4曲を踊るもあちゃんがセンターに来るよう立ち位置を組み替えて、シンメ(左右対称)にすることで、全体のバランスをまとめています。
発表順の法則は崩れてしまいましたが、季節ごとの3曲という縛りは維持されています。
また7-8小節以外は、「踊る人が3人」「休む人がいる」という点も6人のときと同じ。6人verの雰囲気をかなり踏襲している感じがします。

そしてここで注目すべきは、7-8小節。
右から「それ9」「ローファー(水春)」「それ9」「さいしょ(りじゅ)」「それ9」となっています。この時点で偶然ながら、水春脱退後の4人verで「まちがいさがし」の演出が生まれる土壌ができていたように思います。


そして、現在の4人verがこちら。

小節 もあ りじゅ あやめ
1-2 灼熱とアイスクリーム おねがいよ まわるまわるまわる リンドバーグ
3-4 Magik Melody グラジェネ Magik Melody Magik Melody
5-6 帰れない! ねぇ、ローファー。 214 キラキラ
7-8 それは月曜日の9時のように さいしょのさいしょ それは月曜日の9時のように それは月曜日の9時のように


3-4と7-8でりじゅが「まちがいさがし」状態になる、現行バージョン。やはり、「休み」がなくなったという点で、6人ver・5人verと見比べると全体的な印象が大きく変わっています。

細かくみていくと、まず人数が減ったことで、シンメが使えなくなりました。立ち位置も変わっています。
水春の担当していた2曲はりじゅに割り振り、みっぴからもあちゃんひとりに引き継がれていたMagik Melodyを、3-4小節が休みだったあやめ・空にも踊らせる。
という感じです。
とはいえ、この変更も6→5のときと同様に、もともと休みだったところに振りを追加するだけに留めて、変更点をなるべく少なくしてメンバーへの負担を抑えようとしていることが伺えます。


5から4への変更は、
違うパターンだったらどうだろうかと僕なりに素行錯誤してみましたが、やっぱり、この、サトミ先生が最終的に選んだこのかたちが、一番良いように思います。

たとえば、6人や5人のときのように休みになるメンバーをつくってしまうと、なんだかバランスが悪く違和感が残るし。
3対1で分かれる「まちがいさがし」部分も、マジメロ・それ9を踊る側をメインにするほうが、グラジェネ・さいしょのダンスより華やかに見える。

いろいろ考えても、これよりも良さそうな案が浮かばないです。
振付師のしごと、奥が深いなぁと思いました。「さいしょのさいしょ」以外の曲でも、こういう試行錯誤をずーっと考えて考えて、サトミ先生は5人verも4人verも練り上げていたんだろなぁ。
 

そんなかんじで僕は、
今の「さいしょのさいしょ」をめちゃめちゃ気に入っています。
こうやって、ここが好きだ!と言えるポイントをみつけたから。

でもだからといって、6人や5人の頃の評価を下げるわけじゃないです。そのときそのときそれぞれに、かえがたい良いところがある。
法則どうりの6人verが美しいとか、6人verや5人verのように程よくバラバラ感があったほうがそのあとの円陣に集まる場面がドラマチックに映える、なんていう見かたもアリだと思います。


そして、
今のこの4人verの「さいしょのさいしょ」も、今だけのものです。


追加メンバーオーディションの募集受付が、もう始まっています。

natalie.mu新メンバーのお披露目となるライブは、11月23日の舞浜アンフィシアターだそうです。あと4ヶ月と少しの後には、また新しいカタチが生まれています。

何ヶ月か前まで僕は、ukkaは6人のまま変わらずにいくのかなと思ってた。

けれど思い返せば、
6人を見ていたあの頃も、いやあの頃からずっと、僕は、
見るたびに少しづつ変わっていることを感じ取っていたし、そんな彼女たちのステージから、前までとは違うなにかを発見することを楽しみに、見ていました。

ぐっとくる瞬間を見つけ続けたいです。で、それをまた、ここに書きます。

新しい「さいしょのさいしょ」に隠し入れられた振付師の遊び心

Zeppのライブ動画を見直してびっくりしたことの話、その2です。


その1は、前回のこちら。今日のエントリーとはそう関連していないので、まぁお暇な時にでも。

 


で、今日のエントリーでは、「さいしょのさいしょ」の、4人verの振付のことを掘り下げていきます。そんでもって、桜エビ~ず結成当初からの振付担当/ダンス指導のサトミ先生を誉め称えたいです。これ、気づいた人います?


open.spotify.com


「さいしょのさいしょ」の間奏には「桜エビ~ず12ヶ月連続新曲配信」の12曲の振りが入ってることは、知ってますよね?

知ってる前提で、話を進めたい。
進めたいけどちょっと乱暴なので、予備知識としてかんたんに紹介します。知ってる人はこのブロック読み飛ばしてOKです。


「さいしょのさいしょ」は、12曲連続配信の最後を飾る曲。
この曲の発表当時からのファンには、間奏に12曲分の振りが入ってることはよく知られた話じゃないかと思います。
初披露(名古屋でのリリイベ)の3日後のSHOWROOMで、りじゅがそのことを紹介してくれていて、僕自身もそこで知りました。

ライブ映像で言うと、ここ。
引きで撮った映像がわかりやすいと思うので、これも少し古いですがALL OUTのときの映像を。画面左端のあやめちゃんが若干見切れてますけど。

イメージつかめたでしょうか。
間奏のうちの8小節を、2小節ごとに4つに区切って、
最初の2小節はあやめ(リンドバーグ)・もあ(灼熱とアイスクリーム)・空(まわるまわるまわる)
つぎの2小節はみっぴ(Magik Melody)・水春(おねがいよ)・りじゅ(グラジェネ)
で、また前半に踊った3人が各1曲、後半の3人が各1曲、

という具合に、12曲の各振付がここにサンプリングされて、織り込まれています。

 

…以上、予備知識を踏まえまして、
6月20日Zeppツアーファイナルの動画見てびっくりした話を、はじめていきたいとおもいます。毎度毎度、前置きが長くてすみません。

6人時代の「さいしょのさいしょ」をおさらいしてもらったところで、
こんどは、4人verのその間奏の箇所をみてほしい。

人数が変わったので、この箇所にも振付の変更があります。
変更はあるけども、この曲の背景を考えたら、12曲の振付は入れておきたい。と、振付のサトミ先生も考えるだろうと思います。

ではさっそく、先日のZeppのライブから動画を。
ちゃんと見るならニコ生こちら。プレミアムならタイムシフトで7月18日まで見れます。間奏のシーンは46:50ぐらいから。

で、抜粋部分をこちらに載せます。


4人が別々の踊りをして、
つぎは一緒の振付を踊って、
また4人別々の踊りをして、
また一緒の振付を踊る

っていう流れに見えるかなと思います。僕もそう見えてました。

でも、それっておかしいんですよ。
それだと振りが10パターンしかないんです。2曲足りない!


2曲分の要素をカットしちゃったのかなー。と、一瞬、頭をよぎりました。

しかしまさか、サトミ先生がそんなことをするとは思えない。ここは12曲ぜんぶ揃ってなきゃ意味がないってことは、この曲に思い入れがあれば誰だって知ってるはずです。

うーん、どうなってるんだろ、と、気になって仕方がなくなって、夜中にひたすら動画を見返して、メンバーがどの曲を踊っているのかを整理しました。

最初見たときは、こうかな。と思ったんです。表にします。

小節 もあ りじゅ あやめ
1-2 灼熱とアイスクリーム おねがいよ まわるまわるまわる リンドバーグ
3-4 Magik Melody
5-6 帰れない! ねぇ、ローファー。 214 キラキラ
7-8 それは月曜日の9時のように



結論からいうと、この最初の見立ては間違ってました。
ちゃんと、12曲ぜんぶあった。
12曲あることに気づいたときは、驚いたし、ほっとしたし、興奮もしました。いや先生すげぇな!と。

自分で言うのあれだけど僕は観察眼あるほうだと思ってるんですけど、これ正解に気づくまでかなり時間がかかりました。読んだ皆さんがすんなり気づいてたら恥ずかしい。でもいちど先入観で見てしまうと、その認識から離れられないものなんですよね。


正解は、こうです。左から2番めのりじゅだけが他と違う。

小節 もあ りじゅ あやめ
1-2 灼熱とアイスクリーム おねがいよ まわるまわるまわる リンドバーグ
3-4 Magik Melody グラジェネ Magik Melody Magik Melody
5-6 帰れない! ねぇ、ローファー。 214 キラキラ
7-8 それは月曜日の9時のように さいしょのさいしょ それは月曜日の9時のように それは月曜日の9時のように

もう一回おなじ動画を貼ります。見て「あっ!」ってなってほしい。

りじゅだけ「グラジェネ」と「さいしょのさいしょ」を踊ってるの、わかりました?
3-4小節の、頭上に挙げた両腕を広げる振付。
7-8小節の、指をL字にして外へ振る動き。
似ている振付を、紛れ込ませてるんです。いわばここに巧妙に「まちがいさがし」が仕込まれているわけです。


この「まちがいさがし」のアイデア、天才かと思いました。

あれっ?と一瞬思わせつつも、よく見直せば12曲の歴史をちゃんと大切に残していると、わかるひとにはわかるようにしている。裏切ったフリだけ見せといて裏切ってないやつ。サトミ先生の遊び心に、ぐっと掴まされました。

それに、元々は6人が別々の動きをしていて、ともすればバラバラ感もあったこの間奏のダンスパート。新Verでは「まちがいさがし」でカモフラージュされつつ4人がほぼ同じ動きになり、横並びに立つ4人の一体感もより際立ちます。

そして、特別な役割を与えられたのがりじゅというのも、言わずもがな、膝を打つ人選です。

さらに言うと、驚くべきは、サトミ先生がこれを、とんでもないスケジュールの中で作っているということです。
水春の脱退があってukkaのスケジュールは傍から見ても大変な状況になり、約1ヶ月のあいだに30を超える全楽曲の歌割り変更と振付・フォーメーションの再調整を行う。という事態になりました。振付・フォーメーションに関しては、ukkaのダンスを誰よりも知る、サトミ先生に委ねられます。
そんなてんてこ舞いな状況下でも、アイデア豊かに細かいところまで練り込んで振付を仕込んでいく、サトミ先生。お見事!としか言いようがないです。


ご結婚を期に3月いっぱいでukkaを離れて広島へ、の予定が、全振付変更になって4月末まで残ってukkaのために費やしてくださったという、サトミ先生。きっと新生活のご予定とか、いろいろとあったことと思います。
先生の置き土産の本当の凄さを思い知るのは、まだまだこれからかもしれないです。

ぜひまたいつか、ukkaに踊りを授けてください。やっぱ、サトミ先生だなー!



といったところで、前編はおわります。

後編書きます。いろいろ調べていたら、また違う見え方もあった。
続きはのちほど。(→ 後編、書きました!!)

 

茜空の奥にある水春のときたま

幾多の困難を乗り越え4人となったukkaの、Zeppツアーファイナルに行ってきました。

パワーダウンなんか全くしてなかった。4人のukkaは、メンバー皆それぞれが強くたくましくなっていて、この3ヶ月間に積み重ねてきたことへの自信が見てとれて、とても眩しかった。

そしてライブのさいごには、追加メンバーオーディションの告知がありました。あやめリーダーの口ぶりから、すでにその準備や話し合いが始まっていることもうかがえました。

辛辣な声も耳に入るなか、必死に作り上げた4人体制のかたちを今日このステージで示し、見る人に納得させて、
4人のukkaを証明したそのうえで、用意していたオーディション開催の発表を出す。
そんな、生き様を体現するようなライブでした。こんなに胸を​打つライブはひさびさに味わいました。


ライブのレポはナタリーを読んでください。僕はライブ全体のレポを書くのがいまいち苦手なので。
挨拶スピーチの言葉なんかも、ほどよい詳しさで紹介されています。

natalie.mu

それか、ふつうに映像見てください。結局は見るのが一番です。
ニコ生のタイムシフトで7月18日(日)23時59分まで視聴可能です。

live.nicovideo.jp

 

 

で、ここから本題。

そんなライブの本筋とはあまり関係ないんだけど、ライブを見て気づいたことのなかからひとつ、書き残しておきます。空さんの「ときたま」のことを。

このライブで気づいたことは本当にたくさんあったんだけれど、僕がこのブログに書くべきことは、これかなーと思ったので。
なんで僕は、茜空さんのことばかり書いてしまうんだろうなぁ。


「ときたま」のこと、なので、水春のことも。
ukkaを脱退して水春は水映へと名を変えたのだけれど、当時の芸名で書かせてください。

 


さて、通称「ときたま」。正式名称「時間。光り輝く螺旋の球。」

open.spotify.com2020年6月24日リリースのシングル「恋、いちばんめ」のカップリングに収められた曲です。パフォーマンスの初披露は、2020年7月23日。

YouTubeにも、ライブ動画がいくつかあがっています。
→ YouTube 検索:[時間。光り輝く螺旋の球。]

「時間。光り輝く螺旋の球。」の振付は、水春が作りました。ukka/桜エビ~ずのオリジナル曲のなかでは初めての、かつ現在唯一の、メンバーに振付が任せられた楽曲。
振付には時計や球体のモチーフが随所に組み入れられ、フォーメーションも複雑に移り変わる、水春のこだわりが盛り盛りに詰まった渾身の作品です。SHOWROOMでも、水春は振付に込めたイメージをいろいろ話していました。

完成した振付を初めてメンバーに披露したときには「こんなの難しくてできないよー」と文句も言われたそう。


先日のZeppTokyoで僕が見たのは、その振付が4人用にオーガナイズされたバージョンになるのですが、ひとつ、気づいたことがありました。

イントロの、右腕をまっすぐ伸ばして時計の針のように動かすところ。
その動きを空さんは、眠るように目を閉じて顔をうつむかせながらやっていた…。

 

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(ニコ生よりキャプチャ)

 

ハッとしました。
この曲を色づけた水春のイメージを、空さんは誰より深く読み解こうとしてたのかもしれない。と。


いつだったかの動画配信で、水春はこの振付のイメージをひとつひとつ細かく語っていました。
初披露のあとのMCで水春から「私が振付しました」と聞いたときは驚きましたが、本人の解説を聞いて、その緻密な設計や引き出しの多彩さに改めて衝撃を受けました。
冒頭のこのシーンは、まず時計の針が動きだすことで止まった時間が動きはじめることを、次に人形のような動きでからだが目覚めはじめることを表す…。そんなふうに説明していたことを覚えています。

動きはじめたばかりの時間、まだ目覚めていない世界…。
そんな水春が振付で示したイメージを空さんは紐解いて、目を閉じ眠った表情で腕を動かす表現を選んだのでは?と僕は感じとりました。


空さんは、いくつかの曲でそういうことをする。
曲の物語や場面を解釈し、自らの演技プランに落とし込む。まず「キラキラ」がその最たる例だし、「せつないや」とか「おねがいよ」も。
ときには、いままでの自分のなかの解釈を構築し直して、アプローチを更新することもある。

 

と、気づいてしまったからには、次にするのは確認と検証です。

空さんだけなのか?
今回だけなのか?6人の頃はどうしていたのか?
水春自身はどんなふうに魅せていたのか?
空さんのオリジナルな表現だとしたら、いったいいつから空さんはそんなアレンジを?

手元の動画を全部漁って、あらゆる「ときたま」を見直しました。
やっぱり、6人のなかで空さんひとりだけが目を伏せているように見える。水春と並んで2列目に立つ空さんの表情は、前に立つあやめちゃんに隠れていたり照明が暗かったりで確認しにくいんだけれど、たぶん、割と初期の段階から空さんは目を伏せてる。


説得力あるキャプチャ画像がとれないけど、言うだけ言って画像なしっていうのもあれなので、一応、一枚だけ置いときます。去年9月のニコSオンラインライブの映像が比較的分かりやすかった。

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ZeppTokyo公演2部の最後の挨拶で「ukkaの応援、そして水映の応援も、よろしくおねがいします」と言ってた空さんは、きっと今もずっと、水春の作品を大切にしているよ。
それが伝わったらいいなーと、思っています。

 

 

そして、ミニアルバム「T.O.N.E」

ssm.lnk.to

配信が始まりました。
このミニアルバムを5人の声が入った音源で発売することは、話し合って決めたそうです。先週の「愉快でhumhumhumなSHOWROOM」で、あやめちゃんがそう言っていました。

ひとりきり悩んでいないでこっち(=ガールズナイトの発注ワードを探す沼)へおいで

ひさしぶりに書きます。
前に書いたのが年の始めだから、100日ぐらい間があいちゃった。
その間にukkaは水春の脱退があって、4人体制が始まって、それからもう1ヶ月くらいが経ちました。


脱退の経緯とかは掘り下げないです。そこを掘り下げていっても、楽しいことや、心にぐっとくるような何かを見つけられるわけじゃなさそうなので。答えはわからない、わかーりたーくもないーのさーー。

まあ、なんだかんだで僕は、4人のukkaに割とすんなり馴染んできています。そういう性分なんだとおもう。
4人になったことで必然的に、パート割りもフォーメーションも大きく変更があって、
そんななかで、メンバーそれぞれに新しい魅力を発見したり、想像もしなかったような可能性の伸びしろが見えてきたりして、わくわくしてます。

そんなふうな目線でアイドルを見るのが、きっと僕には性に合ってるし、たのしいです。

 

で、今日の本題、フューチャー曲のはなしです。

4人になったukkaは、ただいまZeppツアーの真っ最中で、
このツアーではメンバーそれぞれの個人フューチャー曲が作られ、公演ごとに1曲づつ発表されていきます。

各曲のタイトルと概要も公開されました。

ガールズナイト(茜空)〈作詞・作曲・編曲:太田晴之〉
ファンファーレ(川瀬あやめ)〈作詞・作曲・編曲:太田晴之〉
Shining City Lights(村星りじゅ)〈作詞:金子麻友美 作曲:金子麻友美/久下真音 編曲:久下真音〉
Party goes on. (芹澤もあ)〈作詞・作曲・編曲:永塚健登〉

の4曲。今はライブでしか聴くことはできないけれど、のちのちミニアルバムになります。7月28日発売予定!たのしみ!

ukka.tokyo

ジャケも素敵!

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今回のフューチャー曲の制作にあたっては、メンバーから前もって、好きな言葉や「ぜひ歌詞にいれてほしい!」というワードがいくつか提示され、そのリクエストが曲に反映されたものになっているそうです。

川瀬あやめ曲「ファンファーレ」には、「スタートライン」と、あといくつかのワードを提出して作ってもらった、と、ファンクラブのラジオ配信で言っていました。

村星りじゅ曲「Shining City Lights」には、「今」「星」「感謝」「まっすぐ」「ありがとう」のワードを入れてもらって、それから、候補にしていた「この瞬間」という言葉も、いただいた歌詞に入っていた、と、りじゅのブログに書かれていました。


と、いうことは、おそらく、
茜空フューチャー曲にも、空さんのリクエストしたワードが散りばめられているはず。

なんだけど、僕の知る限り、空さんが選んだ言葉がどれなのか、は明らかにされていないです。
そもそも、そういうふうにして曲を作ってることすら、空さんはおしえてくれなかったよ。あやめちゃんの配信で始めて知ったよ。

まあ、空さん的に、リクエストしたワードの話をするタイミングがなかったのかもしれない。
なんたって札幌公演はぴったし空さんの誕生日だったし、その後は水春脱退でてんやわんやだったし。
それとも、それは僕らファンには言わずにおきたいのかもしれない。空さんの秘密なのかもしれない。

ファンとしては、秘密でも全くもってかまわないです。むしろ、想像する余地を取っといてくれるのは嬉しかったり。

僕は、楽曲の歌詞を読み解いて想像をふくらませるのとか大好きなんだけれど、作詞されたご本人から解説されると逆に萎えることもあったり。ファンの心理は身勝手なもんです。

でも、想像するのは自由なので、
空さんの選んだ言葉がなんだったのか、予想してみましょう!歌詞を紐解いて探してみよう!

 

茜空曲ガールズナイト

先日のギュウ農フェスの撮可動画がいくつもあがっています。
Youtube検索はこちら。Youtube: [ ukka ガールズナイト ]
動画も適当にいっこ置いときます。


歌詞はまだオフィシャルなものは公開されていないので、動画から聴き起こしてみました。
聞き取りに自信のない箇所もあるし、表記もただ僕のセンスだけに基づきますが、それはもう仕方がないのでご了承ください。正確な歌詞もいずれ公開されるでしょうから、そしたらそっちに差し替えます。(→差し替えました。)

Show time 指を鳴らすと始まるGirls Party

Make up 決めて ドレスも似合うでしょ? (Are you ready?)

一人きり 悩んでいないで こっちおいで

踊りましょ 時間を忘れて

 

スポットライトが 目まぐるしく誰かを探してる

雑音を一緒に抜け出して (抜け出して)

秘密の話をニヤケながら気がすむまでしよう

だっていつでも 笑えば無敵 (踊れば無敵)

 

やりたいことは全部 やればいいじゃんもっと

人の目 気にしてちゃ 始まらない

ドキドキしてる 甘いときめきから

さあ リズムにのって

 

自分らしさの武器で 騒げみんなで

今だけ嫌なことは 棚に上げて (Yeah!!)

笑うカドには福来たるおまじない

かけられたいでしょ?

 

恋の話とか言い出せないけど 本当は

興味なくなくない?! (へいへいへい)

ロマンティックな映画に憧れてるだけ

踊り方 結局気分次第

 

グラスの氷が カランと転がるまで熱を増す

ヒールが鳴る音 近づいて (近づいて)

視線の矢印集まるステージで マイクを持つ

だっていつでも 歌えば無敵 (踊れば無敵)

 

言いたいことは全部 言えばいいじゃんもっと

楽しんだもの勝ちって 聞いたことない? (Yeah!!)

時々へこむ こともあるけど

手を取り合って ずっと一緒

 

当たり前なんてない 運命はきっと

心の空でほら 繋がってる (Yeah!!)

ステップ弾む毎日の日々がもう

待ちきれないよね

 

オンリーワンの 究極笑顔で (fu wa fu wa fu)

踊れSfake your body 最高の今を (fu wa fu wa fu)

晴れた空 雨空 くもり空も全部が

私を彩っている (彩っている)

どんな時でも (どんな時でも)

世界が背中を押してるような

 

夜には星が流れて

「君とずっといられますように」と 願い事を

ダンスフロアに聞こえないように

そっと呟く Girls night

 

自分らしさの武器で 騒げみんなで

今だけ嫌なことは 棚に上げて (Yeah!!)

笑うカドには福来たるおまじない

かけられたいなら

自分らしさで 踊れ


さあ、
ここまで長々と読んだあなたは、そのワードを探す意思があるってことで、いいですよね?


はい。ようこそ、沼へ!
これは、深層心理をはかるゲームですよ。

歌詞のなかからぱっと目についた言葉を、3つ、選んでください。それこそが、あなたの思い描く茜空です。さあさあ!