もうだめだblog

好きなアイドルの好きなところだけを書いていきたいブログ。ほぼukka(ex.桜エビ〜ず)のこと。

Track.08「グラジェネ」~オタクなりのoctaveライナーノーツ~

Track.08「グラジェネ」(作詞:杉浦英治 作曲:太田晴之 編曲:高野勲)

f:id:mou_dameda:20190723215806j:plain
(アートワークは、 ancco さん。)


えー、思い出話から始めさせてください。

去年の11月24日、グラジェネの初披露となったリリイベ、ちょうど見に行きました。

1対5に分かれてソロで別メロを歌う、みっぴの大きな見せ場があって
えーと説明しづらいけどほら、仮想ディストピア(ももクロ)の「♪以心伝心の~予感GPS~/♪光れ 光れ 君のいる場所」みたいな、ああいう2つのメロに分かれるやつ。

はじめてみんなの前で歌うその、だいじなソロパート、うまくいって安心したのか、みっぴは嬉しそうでした。
近くはないけれど、僕はちょうどみっぴの立つ正面で見ていて、パートが終わってすぐ目があったような気がしたので、
とても良かったです、の気持ちを込めて、見えるように音の出ない拍手のジェスチャーをおくりました。

見せ場のパートを任せられて、みっぴよかったなぁ、と、帰りの電車で思い返してほくほくしてたの覚えてます。


数日後のブログで、この日のみっぴのことを知りました。

これは、読んであげてください。

ameblo.jp

そんなグラジェネ。


じゃあ、曲の話にいきましょう。

グラデーションジェネレーションを短くして、グラジェネ。

曲や詞のあらわすものは、
子供とも大人とも分けられない年頃とか、
日々いろを変えていく自分とか、
染まりはじめる心とか、

そういう、淡くて繊細な今を、「わたしたち」と客観で見てる。そんな曲です。
まるでブルーベリーな甘酸っぱ曲。


この曲だけが切り取られた動画は無いけど、
TIF2019 HOT STAGEのやつが名演です。グラジェネは4:00から。新衣装、ターンのたびに広がるスカートのシルエットが綺麗です。

 

みっぴの「♪そうね七色に染まるよ」が表の見せ場なら、
裏のみどころは、空さんの「♪ゆるやかなカーブ」。
吐息に混ざって消えていくような歌いかたは、空さんの得意技。
他の曲だと、灼熱とアイスクリームの「♪ジリジリと焦がす」とか、みしてかしてさわらしての「♪ちょっと不快くらいがちょうどいい…」とかも。

ほかには、
台詞っぽいAメロのそれぞれの言い方のニュアンスとか、
「♪電波悪いみたい」のところで水春が見せるさりげない困り顔とか、
あと空さんの「♪ストップモーション」の振りが、所作が綺麗で個人的に好きです。

 

グラジェネといえば、めっちのこのエピソードが微笑ましい。


桜エビ~ずは、全員が1曲まるまるレコーディングして、それを見てから歌割りを採用する方式で、
言うなれば、レコーディングがそのままパート争奪オーディションです。
成長を見越して重要パートを抜擢したりするので、歌に自信のあるメンバーも安泰じゃない。もともとセンター不在のグループ構成だし、わりと平等にチャンスがある感じ。
その悲喜こもごもをメンバーがブログに書いてくれるから、おもしろいです。

めっちは、「まるでブルーベリー」「来週の約束」のふたつをゲットしたことがよっぽど嬉しかったのか、ブログにも2回も出てきます。*1 *2

そうやって手に入れたパートを、それぞれが大切に磨いていることも、このグループのかっこよさだと思う。


また話変わるけど、
グラジェネは出だしの歌詞の描写がすごく効いてるの、個人的にポイント高いです。すっとイメージできる。

「髪を乾かして朝食してる間に夜中の雨はもういなくて」
これで、夜中に雨が降ったことをこの子は知ってる。というのが読み取れる。

屋根を打つ雨音を気にしながら、ちょっと憂鬱な感じで眠りについたのかなーとか、
いろいろ思い巡らすことができる。

みたいな感じで想像をひろげさせてくれる歌詞、僕は大好物です。
で、次に書く予定の、9曲目の「ねぇ、ローファー。」が、「グラジェネ」以上にそれなんですよ。めっちゃ好き。